アイコスイルマ専用スティックの中でもお手頃な価格で買える「センティア」ですが、なぜテリアよりも安いのかと疑問に思っている方も少なくないはずです。
結論から言うと、センティアが安い理由には、製造コストやブランド戦略といった要因が関係しており、幅広いユーザーニーズに応えることを目的としています。
この記事では、センティアがなぜ安いのかをテリアとの違いとともに比較し、どんな人におすすめなのかをご紹介するので、銘柄選びで悩んでいる方もぜひチェックしてみてください。
目次
アイコスイルマ専用銘柄「センティア」と「テリア」の違いとは?
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「センティア」と「テリア」はアイコスイルマシリーズの専用銘柄であり、それぞれ価格が異なるため「なぜ安いのか」「何が違うのか」が気になるところです。
主にタバコ葉やパッケージデザインのほか、スティックの包装紙やニコチン量といった細かな違いがあり、総合してテリアよりも安い値段を実現しています。
まずは、アイコスイルマ専用銘柄センティアとテリアの違いを3つのポイントにまとめてお伝えするので、なぜ安いのかを知る基本情報として参考にしてください。
違い①使用されているタバコ葉
センティアがテリアよりも安い最大の理由は、タバコスティックに使用されているタバコ葉の違いにあります。
テリアは産地を限定し、地中海沿岸で栽培された上質なタバコ葉を使っていますが、センティアは世界中のタバコ葉を銘柄ごとにブレンドしており、価格を抑えながら一定の品質を維持しています。
簡単に言うと、テリアは日本人向けの濃厚な味わいが特徴で、センティアはグローバル志向のあっさりした風味が魅力であり、方向性の違いが値段の差に表れているといえるでしょう。
違い②パッケージの質感
センティアのパッケージは、テリアと比べてシンプルなデザインとなっており、質感やコーティングの違いも値段が安い理由のひとつです。
テリアのパッケージは銘柄ごとに異なるカラーを採用し、表面にはツヤのあるコーティングが施されています。一方、センティアはパッケージの下半分が白で統一され、コーティングは施されていません。
センティアではパッケージの一部デザインを簡素化することで、コーティングやインク代を削減し、生産コストを抑えています。
違い③タバコの包装紙の素材
センティアとテリアには、タバコスティックの包装紙の素材にも違いがあり、細部でコストカットが行われています。
テリアは全てのスティックが銀紙で包装されていますが、センティアでは全レギュラー銘柄と一部メンソール銘柄で、銀紙ではなく白い紙を包装紙として採用しています。
銀紙はタバコの風味を保持しやすいため、センティアはパッケージの開封後、できるだけ早めに吸うことで美味しく楽しめる銘柄といえるでしょう。
センティアはなぜ安い値段に設定されているのか?
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アイコスイルマで吸えるセンティアとテリアの違いをご紹介しましたが、そもそも「なぜ安い値段に設定されているのか」と疑問に思う方もいるはずです。
結論から言うと、センティアは単に安いのではなく「スタンダードライン」として設計されており、他社の加熱式タバコ銘柄と差別化する戦略が関係しています。
ここからは、センティアがなぜ安い値段に設定されているのか、2つの理由を解説していくので、値段が違う背景をより深く知りたい方もぜひ目を通してみてください。
理由①アイコスイルマ専用銘柄のスタンダードラインだから
アイコスイルマ専用銘柄において、メーカーはセンティアを「スタンダードライン」テリアを「フラッグシップライン」と定義しています。
言い換えると、センティアが特別に安いのではなく、センティアが標準価格であり、テリアがワンランク上のプレミアムな銘柄として展開されているということです。
また、センティアよりもさらに価格を抑えた地域限定銘柄「アクシア」もコストパフォーマンスの高さで話題になりましたが、2024年7月に在庫の売りつくしを持って販売を終了しています。
理由②他社の加熱式タバコと差別化するため
センティアがテリアよりも安い値段に設定されているのは、グローやプルームといった他社の加熱式タバコスティックと競争するためです。
加熱式タバコ市場では、グローやプルームがコストを抑えたスティックを展開し、価格重視のユーザーを取り込んでいます。一方、アイコスは高級ブランドのイメージが強く、値段を理由に他社へ流れるユーザーがいることが課題でした。
つまり、アイコスユーザーの選択肢を広げつつ、コスパ重視のユーザー層を取り込む対策として、価格を抑えたセンティアを導入したと言い換えられます。
テリアとセンティアの共通点はある?
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ここまでセンティアとテリアの違いを踏まえ「なぜ安いのか?」の理由を解説してきましたが、実は両者には共通点もあります。
どちらの銘柄も「アイコスイルマ」「アイコスイルマアイ」シリーズで使用可能となっており、販売店も共通しているため購入しやすい点も大きなメリットです。
続いては、アイコスイルマ専用銘柄のセンティアとテリアの3つの共通点をご紹介するので、どちらを選ぶかで迷っている方もぜひ参考にしてください。
共通点①対応デバイス
センティアとテリアは、アイコスイルマシリーズのデバイスに対応している点が共通しています。
アイコスイルマ全3機種はもちろん、2024年3月に発売された10周年記念モデル「アイコスイルマアイ」シリーズ全3機種でも使用可能です。
ただし、どちらの銘柄も前モデルの「IQOS 3 DUO」や「IQOS MULTI」には対応していないため、購入するタバコを間違えないように注意してください。
共通点②タバコスティックの構造
センティアとテリアのタバコスティックは、どちらも「スマートコア・インダクション・システム」に対応しています。
スマートコア・インダクション・システムは、従来のブレード式加熱ではなく、スティック内部の金属片(誘導体)を加熱するシステムのことです。
そのため、前モデルの専用銘柄である「ヒーツ」と「マールボロ」は、アイコスイルマシリーズのデバイスでは使用できません。
共通点③販売店
アイコスイルマ専用銘柄のセンティアとテリアは、基本的に同じタバコ販売店で取り扱われています。
主なセンティア・テリアの販売店として、アイコス公式ショップ・オンラインストア・大手コンビニ・タバコ専門店などが挙げられます。
ただし、販売店によってセンティアの在庫状況や取り扱い銘柄が異なることもあるため、事前に確認すると安心です。気になる方は、お近くの販売店に問い合わせるか、公式サイトをチェックしてみましょう。
アイコスイルマ専用銘柄センティアのメリット・デメリット
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センティアとテリアの違い・共通点を知ることで、検討すべきポイントが増えてしまい「結局、どちらを選ぶべき?」と迷ってしまう方もいるかもしれません。
センティアにはテリアよりも安い値段で楽しめるメリットがある一方で、フレーバーの種類が少ないといったデメリットもあるため、単純に値段だけで比較しないことが大切です。
ここでは、センティアのメリットとデメリットを具体的に解説し、最終的に「センティアはどんな人に向いているのか」を詳しくご紹介していきます。
センティアのメリット
アイコスイルマ専用銘柄の「センティア」を選ぶ最大のメリットは、タバコ代のコスト負担を抑えられることです。
例えば、1箱580円(税込)のテリアを1日1箱吸うと、580円×30箱=17,400円のコストがかかります。一方で、センティアは1箱530円(税込)のため毎月のコストは15,900円となり、1ヶ月で1,500円、年間18,000円の節約が可能です。
また、テリアと比べて軽やかであっさりした風味が特徴なので、ライトな喫味を求める方や、テリアの濃い味が合わないと感じる方にも向いているでしょう。
センティアのデメリット
フラッグシップラインのテリアと比べると、センティアは味の濃さやフレーバーの種類で物足りなさを感じる可能性があります。
テリア銘柄はガツンとくる濃厚な喫味を特徴としているため、強めのキック感を求める方にセンティアは不向きかもしれません。
また、テリアのフレーバーは全23種類、センティアは全16種類となっており、フレーバーのラインナップに関してはテリアに軍配が上がります。
センティアは安いがまずい訳ではない!
センティアはテリアよりも安価に設定されていますが、だからといって「まずい」という訳ではなく、むしろ軽めな吸い心地を好むユーザーには好評です。
特にメンソール銘柄はタバコの味が軽やかな分「清涼感との相性が良い」という意見もあり、スッキリとした喫味を求める人に向いています。
また、テリアよりフレーバーの種類が少ないからこそ、初心者でも選びやすいシリーズとも言えるので、これからアイコスイルマを始める方はセンティアから試してみるのがおすすめです!
センティアを購入したユーザーの口コミ
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センティアのメリットとデメリットを理解したうえで、実際に購入したユーザーの口コミ評判も気になるところです。
調査した結果「テリアよりも安く吸える」「美味しい」など高評価の声が多い一方で、センティアの吸いごたえを「物足りない」と感じるユーザーもいることが分かりました。
最後に、センティアを購入したユーザーの良い口コミ・悪い口コミをそれぞれご紹介するので、実際の意見を知りたい方はぜひチェックしてみてください。
口コミ評判①安い
iQOSのカートリッジ、50円安いセンティアで好みの味にやっと出会えたので良かった。50円はデカイね。
— ぽめたろ🦝🍅💍 (@pmt_3q) January 17, 2025
「テリアより安くて助かる」「コスパが良いから続けやすい」といった声が多く、センティアの最大の魅力は値段の安さにあると言えます。
テリアとの差額は1箱50円ですが、加熱式タバコを日常的に吸う人にとっては、長期的に見るとコストパフォーマンスが大きく変わるため、安さを重視するユーザーに好評です。
また、近年のタバコ値上げによりお財布への負担を考える人が増えているため、コストを抑えながらもタバコを楽しみたい方にとって、センティアは最適な選択肢のひとつと言えるでしょう。
口コミ評判②美味しい
センティアの新作まじうまい
— さぶぬー (@sanaki_12) August 21, 2024
カプセルあったら完璧 pic.twitter.com/P8FuMl9cPG
センティアを試したユーザーからは「思ったよりも美味しかった」「メンソールがスッキリしている」といった高評価の意見も多く見られます。
センティアはクセの少ない軽やかな喫味を特徴としているため、テリアより万人受けしやすい銘柄でもあり、加熱式タバコ初心者にもぴったりでしょう。
クセの強いタバコが苦手な方や、スッキリとした吸い心地を求める人には、マイルドな吸い心地のセンティアがおすすめです。
口コミ評判③吸いごたえが軽い
初イルマ〜。モスグリーンいいじゃない。
— ohshiman (@XohshimanX) August 26, 2022
…センティアのフロストグリーンのせいかキック感が物足りない気がするぞ? pic.twitter.com/SN5RTMhegL
センティアの味わいを高く評価する声がある一方で「テリアと比べると物足りない」「もう少しキック感が欲しい」という意見もあり、吸いごたえに関しては評価が分かれています。
記事内で解説しているように、テリアとセンティアではタバコ葉のブレンドや製造工程が異なるため、実際に吸ってみないと好みに合う・合わないが判断しにくい部分です。
ただし、軽めの吸いごたえを好む方や、メンソールの清涼感を求める人にはむしろ適している可能性が高いため、まずは気になるセンティア銘柄を試してみてはいかがでしょうか。
アイコスイルマ専用銘柄センティアはなぜ安い?テリアとの違い|まとめ
この記事では、アイコスイルマシリーズで吸えるセンティアがなぜ安いのか、テリアとの違いやラインナップの背景も含めて詳しく解説しました。
センティアは、他社の加熱式タバコ銘柄との価格競争に対応するために登場した「スタンダードライン」であり、テリアとはタバコ葉のブレンドやパッケージの質感などが異なります。
テリアと比較すると軽めの喫味ですが、クセがなくスッキリした吸い心地でファンの多い銘柄でもあるので、コストを抑えつつ満足できる銘柄を探している方は、ぜひセンティアを試してみてください!
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