タバコ代を節約したい喫煙者にとって、貰ったクオカードが使えたら嬉しいものですが、クオカードでタバコを買う方法があるのか知りたい方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、残念ながらクオカードでタバコを直接買う方法はありません。しかしクオカードの使い方によっては間接的にタバコ代に充てることが可能です。
この記事では、クオカードでタバコを買う方法がない理由や、クオカードで買えるもの・買えないものを一覧でご紹介していくので、活用法でお悩みの方もぜひ参考にしてください。
目次
クオカードでタバコが買えない理由とは?
クオカードは、全国のコンビニ・ドラッグストア・書店などで支払いに使える便利なプリペイドカードですが、タバコは購入対象外となっています。
タバコに関する法律の制約と、過去に発生した不正利用の問題が関連しており、冒頭でも触れているように現時点でクオカードでタバコを買う方法はありません。
まずは、クオカードでタバコが買えない2つの理由と、タバコ以外で買えないものを一覧でご紹介するので、基本情報としてチェックしてみてください。
理由①タバコの値段が法律で決まっているから
タバコには「たばこ税」が掛けられており、価格も法律によって厳しく管理されているため、販売店がタバコの値段を自由に変更することはできません。
また、販売店がクオカードを現金化する際には手数料が発生しますが、タバコは価格の6割以上が税金で占められているため、非常に利益率の低い商品です。
もしクオカードでタバコが購入できると、手数料の影響で販売店にはほとんど利益が残らなくなるため「お店側にメリットがない」ことが購入できない理由のひとつとなっています。
理由②盗難・偽造されたクオカードの被害防止のため
クオカードでタバコが買えない理由のひとつに、盗難・偽造されたクオカードの不正利用を防ぐ目的があります。
クオカードは個人情報の登録なしで使用できるため、盗難されたクオカードを使ったタバコの買い占めや転売といった不正行為が発生した時期がありました。
こうした不正利用を防ぐため、クオカードではタバコが購入できない仕組みとなっています。買えない理由について公式な発表はされていませんが「クオカードで直接タバコを買う方法はない」ことを留意しておきましょう。
クオカードでタバコ以外に買えないもの
クオカードは多くの店舗で使用できるプリペイドカードですが、タバコ以外にも買えないものがあります。
たとえば、切手やはがきなどは金券と同じ扱いとなるため、クオカードでは購入できません。また、水道やガスといった公共料金の支払いも利用不可となっています。
プリペイドカードやギフト券も買えないものの一種で「一般的な食品などには使えるが、換金性が高いものには使えない」というルールがあるので、詳しくは公式サイトを確認してみてください。
クオカードで買えるものとは?
タバコ銘柄や換金性の高い商品といったクオカードで買えないものを解説しましたが、実際にどのような買い物で使えるのかが気になるところです。
実は、加熱式タバコデバイスやアルコール飲料など、意外に買えるものも多いため、もらったクオカードを活用すれば節約につながる可能性があります。
ここからは、クオカードで買えるものを一覧でご紹介するので、クオカードの使い道が分からず困っている方もぜひ参考にしてください。
加熱式タバコデバイスはクオカードで買える
クオカードで紙巻きタバコや加熱式タバコのスティックは買えないものの、加熱式タバコの本体デバイスであれば購入できる場合があります。
アイコス・プルーム・グローといった加熱式タバコデバイスは、タバコ製品ではなく「小型家電」に分類され、レジのシステム上も電子機器として扱われるためです。
クオカードが使えるコンビニや家電量販店で加熱式タバコデバイスを購入すれば、初期費用を大きく抑えられる可能性もあるでしょう。
アルコール飲料はクオカードで買える
クオカードでタバコ銘柄は買えないものの、意外にもアルコール飲料は買えるものであることをご存知でしょうか。
タバコとは異なり、アルコール飲料は店舗側が自由に販売価格を設定できるため、クオカードでの支払いに対応してもある程度の利益を確保できることが理由です。
たとえば、コンビニでビール・チューハイ・日本酒などを購入する際にクオカードを使えば現金を使わずに済むので、普段からお酒を飲む方にはおすすめの活用方法といえます。
クオカードで買えるもの一覧
クオカードが使えるお店については後ほど詳しくご紹介しますが、主に日用品や食料品の購入に利用できます。
たとえば、コンビニでおにぎりやパンなどの軽食を購入したり、ドラッグストアで歯磨き粉やティッシュなどの生活用品を購入する際にもクオカードが使えます。
また、意外な使い道として、出光やENEOSなど一部のガソリンスタンドでの給油にも利用できるため、交通費を節約したい方にもおすすめです。
クオカードが使えるお店を一覧でご紹介
クオカードは全国のさまざまなお店で使えるプリペイドカードですが、すべての店舗で利用できるわけではありません。
記事内では主にクオカードで買えるもの・買えないものをご紹介しましたが、どの店舗で利用できるかを知ることも、クオカードを有効活用する上で重要です。
ここからは、クオカードが使える代表的なお店と、各店舗で買えるものや注意点、活用方法などを詳しく解説するので、使い道の参考にしてみてください。
クオカードが使えるお店①コンビニエンスストア
セブンイレブン・ファミリマート・デイリーヤマザキなどのコンビニではクオカードが使えますが、ミニストップでは利用できないため注意が必要です。
コンビニでは食品・日用品・雑誌・文房具・アルコール類が購入できますが、タバコやプリペイドカード類の支払いには使用できません。
また、クオカードはお釣りが出ないため、購入時の金額調整が必要です。普段からコンビニを利用する人や、軽食・飲み物を買う機会が多い人にとって便利な支払い方法といえるでしょう。
クオカードが使えるお店②ドラッグストア
クオカードは、マツモトキヨシ・ドラッグセイムス・くすりのラブといったドラッグストアの一部店舗でも利用できます。
ドラッグストアでは風邪薬・サプリメント・シャンプー・洗剤といった日用品が購入できるため、家庭での消耗品を補充するのにも最適でしょう。
ただし、処方箋が必要な医薬品や一部の医療機器にはクオカードが使えない場合もあるので注意が必要です。日用品や健康食品などをよく購入する方は、ぜひクオカードを活用してみてください。
クオカードが使えるお店③書店
クオカードは紀伊國屋書店・ジュンク堂書店・三省堂書店といった多くの書店で利用できますが、ブックオフなど一部の店舗では対応していません。
書店では小説・ビジネス書・マンガ・雑誌のほか、ノートやボールペンといった文房具も購入できますが、図書カードの購入には使用できないため注意が必要です。
普段から読書を楽しんでいる方や、勉強や仕事用の書籍を購入する機会が多い方は、ぜひ書店でクオカードを活用してみてください。
クオカードが使えるお店④飲食店・カフェ
デニーズや上島珈琲店などの飲食店・カフェでもクオカードを使用できますが、マクドナルドやスターバックスでは利用できません。
デニーズなどの飲食店ではランチやディナーといった食事メニュー、カフェではコーヒー・軽食・スイーツの支払いにクオカードを利用できます。
出先のちょっとした休憩でカフェを利用したり、営業などの外回りで仕事の合間にランチを取ることが多い方にとって、クオカードは便利な支払い手段となるでしょう。
クオカードでタバコを買う方法
クオカードで買えないものにタバコが含まれていることを解説しましたが、工夫次第では間接的にタバコ代に充てる方法があります。
タバコを直接購入することはできないので、事前に金券ショップなどで現金化しておくか、日用品などを買って浮いたお金をタバコ代に回す方法がおすすめです。
続いては、クオカードで間接的にタバコを買う方法を2つご紹介するので「せっかく貰ったクオカードはタバコ代にしたい」という方もぜひ参考にしてみてください。
タバコを買う方法①金券ショップで買い取りしてもらう
クオカードは金券ショップに買い取ってもらうことで現金化できるため、換金したお金を使ってタバコを購入することができます。
たとえば、1,000円分のクオカードを金券ショップに持ち込むと、額面の90%~95%程度で買い取ってもらえるケースが多いです。
ただし、金券ショップが近くにないと手間がかかるほか、買い取りを依頼する店舗やタイミングによって換金率が変動する点には注意が必要です。
タバコを買う方法②クオカードで日用品を買って浮いたお金を使う
クオカードは日用品や食料品の購入に使えるため、普段現金で購入しているものをクオカードで支払えば、浮いたお金をタバコ代に回すことが可能です。
たとえば、普段からコンビニでランチのお弁当と飲み物に1,000円ほど使う方の場合、支払いをクオカードにすると手元に1,000円分の現金が残ることになります。
浮いた現金をタバコ代に充てれば、間接的にクオカードをタバコの購入に活用できるため、普段からコンビニをよく利用する方にも最適でしょう。
クオカードに関連したよくある質問
ここまで、クオカードでタバコが買えない理由と、買えるもの・買えないもののほか、間接的にタバコ代として活用する方法などをご紹介してきました。
しかし、内容を確認していく中で「クオカードに有効期限はある?」「タバコと他の商品を一緒に買うことはできる?」といった疑問を持った方も多いのではないでしょうか。
最後に、クオカードの使い方に関連したよくある質問に回答していくので、気になるトピックがあればぜひ目を通してみてください。
Q①:クオカードに有効期限はある?
クオカードはプリペイド型のギフトカードですが、通常のカード型クオカードには有効期限がありません。
そのため、クオカードは発行から何年経っても使うことができ、忘れていたクオカードも問題なく使用できます。
ただし、バーコード決済タイプの「クオカードPay」には発行日から3年間の有効期限が設定されているため、長期間使用しない場合は注意が必要です。
Q②:タバコと他の商品を一緒に買うことはできる?
タバコと一緒にクオカードで買えるものを購入する際は、タバコ代を支払うための別の決済方法を用意しておく必要があります。
たとえば、コンビニでお弁当・ジュース・タバコを購入する場合、お弁当とジュースはクオカードで支払い、タバコ代は現金払いするといった精算方法になります。
つまり、タバコを購入する際はクオカードと現金を併用する形になるため、あらかじめ支払い方法を考えておくと会計がスムーズです。
Q③:電子マネーにクオカードの残高をチャージできる?
クオカードはプリペイド型のギフトカードであるため、PayPayやSuicaといった電子マネーに残高をチャージすることはできません。
クオカードは「金券扱い」なので他の電子マネーに変換することが禁止されており、電子マネーの規約にもクオカードや図書カードといった金券類のチャージは不可と明記されています。
そのため、クオカードを使いたい場合は、電子マネーに変換するのではなく、クオカードが使えるお店で直接支払いに利用するのがベストです。
クオカードでタバコを買えない理由と買えるもの・買えないもの|まとめ
この記事では、クオカードで間接的にタバコを買う方法や、クオカードが使えるお店と買えるもの・買えないものを一覧で詳しくご紹介しました。
タバコは利益率の低さや不正利用防止の観点から、クオカードで買えないものに分類されていますが、金券ショップなどを利用して間接的にタバコを買う方法があります。
また、日用品や食料品にクオカードを使うことで手持ちの現金をタバコ代に回す方法もあるため、ぜひクオカードが使えるお店と買えるものを確認し、積極的に活用してみてください!