嗅ぎタバコや噛みタバコという言葉を聞いたことがある方はいるかと思いますが、実際にそれぞれどのようなタバコなのか知っていますか。
結論から言うと、嗅ぎタバコと噛みタバコには明確な違いがあり、嗅ぎタバコは鼻から、噛みタバコは口腔内で使用するのが基本です。
今回は、嗅ぎタバコと噛みタバコの違いや使い方、それぞれの特徴や健康へのリスクについて詳しく解説します。
目次
嗅ぎタバコと噛みタバコはいずれも無煙タバコの種類
無煙タバコとは、火を使わず、タバコの葉やパウチを口や鼻で使用する、煙の出ないタバコ製品の総称で、嗅ぎタバコも噛みタバコも無煙タバコに含まれます。
嗅ぎタバコは粉末状のタバコを鼻から吸って使用するタイプで、噛みタバコはタバコの葉やパウチを口に含んで使用するものです。
このように、嗅ぎタバコと噛みタバコは使用する部位や方法が異なる無煙タバコで、それぞれ異なる特徴があります。
嗅ぎタバコと噛みタバコの5つの違い
嗅ぎタバコと噛みタバコには、大きく分けて5つの違いがあります。
ここからは、嗅ぎタバコと噛みタバコの形状や使い方、唾液、ニコチンの摂取方法、主な地域の5つの違いについて詳しく解説していきます。
| 嗅ぎタバコ | 噛みタバコ | |
|---|---|---|
| 主な形状 | 粉末状・細かく刻まれたもの・パウチ入り | 葉・細切り・プラグ状・ツイスト状 |
| 使い方 | 鼻から吸い込む、または上唇と歯茎の間に挟む(種類による) | 葉を噛んだり、頬と歯茎の間に挟んだりする |
| 唾液 | 飲み込まない(鼻用は不要、口用は種類による) | 唾液が多く出るため、吐き出すことが多い |
| ニコチン摂取 | 鼻や口の粘膜から吸収 | 口の粘膜から吸収 |
| 主な地域 | スウェーデン、北欧、欧州など | アメリカ、インドなど |
主な形状
嗅ぎタバコには、粉末状や細かく刻まれたタイプなどがあり、製品によって形状はさまざまです。
一方、噛みタバコには、タバコ葉をそのまま使用するタイプや、細切り、プラグ状、ツイスト状など、多様な形状があります。
嗅ぎタバコは鼻から使用する粉末状のものが代表的で、噛みタバコはタバコ葉を口に含んで使用するものが一般的です。
使い方
嗅ぎタバコは、粉末状のタバコを鼻から吸い込んで使用するのが一般的です。
一方、噛みタバコは、タバコ葉を直接噛んだり、タバコ葉を頬と歯茎の間に挟んだりして使用します。
このように、嗅ぎタバコは鼻から、噛みタバコは口腔内で使用するという点が、主な違いの一つです。
唾液
嗅ぎタバコは鼻から使用するため、噛みタバコのように口に含んで唾液が出ることは基本的にありません。
一方、噛みタバコはタバコ葉を口に含むことで唾液が出やすく、使用中に出た唾液を吐き出しながら使用するのが一般的です。
また、使用中にタバコ葉の成分が唾液に溶け出すため、唾液の量が増えやすい点も特徴です。
ニコチン摂取
嗅ぎタバコは、鼻から使用することで鼻の粘膜からニコチンを吸収します。
一方、噛みタバコは、タバコ葉やパウチを口に含み、主に口腔内の粘膜からニコチンを吸収します。
いずれも煙を吸い込むことなくニコチンを摂取できますが、ニコチンを含むため、使用を続けることで依存につながる可能性があります。
主な地域
嗅ぎタバコは、欧州をはじめとする地域で伝統的に利用されてきた無煙タバコで、特に鼻から使用する粉末状のタイプが知られています。
噛みタバコは、アメリカやインドなどで伝統的に普及しており、タバコ葉を直接噛むタイプや口に含むタイプなど、地域によってさまざまな形状や使用方法があるのが特徴です。
このように、嗅ぎタバコと噛みタバコは普及している地域や文化、使用方法にも違いがあり、同じ無煙タバコでも特徴は異なります。
嗅ぎタバコと噛みタバコの正しい使い方
ここからは、嗅ぎタバコと噛みタバコの使い方について詳しく解説します。
それぞれ使用方法が異なるため、製品ごとの正しい使い方を確認し、誤った方法で使用しないよう注意しましょう。
嗅ぎタバコの正しい使い方
嗅ぎタバコは、少量の粉末を指先や専用の器具で取り、片方の鼻孔から強く吸い込みすぎないように鼻腔内へ入れて使用します。
勢いよく吸い込むと粉末が喉まで流れたり、鼻の粘膜を刺激したりすることがあるため注意が必要です。
使用後に粉末が残っていても、鼻を強くこすったり無理に取り除いたりせず、製品の説明に従ってください。
噛みタバコの正しい使い方
噛みタバコは、タバコ葉やパウチを口に含み、頬と歯茎の間などに挟んで使用するのが一般的です。
製品によってはタバコ葉を軽く噛んで成分を出すタイプもありますが、強く噛み続ける必要はなく、使用方法は製品の説明に従うことが大切です。
使用後はタバコ葉やパウチを口から取り出し、飲み込まないようにしてください。
嗅ぎタバコと噛みタバコの危険性
嗅ぎタバコと噛みタバコは煙を発生させない無煙たばこですが、紙巻きタバコと同様にニコチンや有害物質を含む製品があり、身体への健康リスクがあります。
ここからは、嗅ぎタバコと噛みタバコにどのような危険性があるのかについて詳しく解説していきます。
ニコチン依存を引き起こす可能性
嗅ぎタバコと噛みタバコはいずれもニコチンを含むため、使用を続けることでニコチン依存につながる可能性があります。
また、煙を発生させずに使用する無煙タバコであっても、ニコチン以外の有害物質が含まれる場合があり、健康へのリスクがなくなるわけではありません。
紙巻きタバコのように煙を吸い込まないことから、紙巻きタバコより安全だと考えてしまうこともありますが、無煙タバコも健康への影響を完全に避けられるわけではない点に注意が必要です。
特にタバコ葉を使用する製品には発がん性物質が含まれる場合もあるため、製品ごとの成分やリスクを確認することが大切です。
口腔内・鼻腔への悪影響
嗅ぎタバコのうちドライスナッフなどの粉末状のタイプは、鼻の粘膜に直接触れることで刺激となり、鼻の違和感などを引き起こすことがあります。
また、使用頻度や製品によっては鼻の粘膜への刺激が繰り返される可能性があるため、鼻に痛みや出血などの異常がある場合は使用を控えることが大切です。
一方、噛みタバコなど口に含んで使用するタイプでは、歯茎の炎症や口腔内の病変、歯肉退縮(歯茎が下がる)など、口腔内への影響が生じる可能性があります。
特に同じ場所にタバコ葉を長時間挟み続けると、歯茎などの同じ部位に刺激が加わりやすくなるため注意が必要です。
がんのリスク
タバコ葉を使用する無煙タバコには、タバコ特異的ニトロソアミン(TSNA)などの発がん性物質が含まれる場合があります。
特に噛みタバコを含む無煙タバコについては、口腔がんや食道がん、膵がんなどとの関連が指摘されています。
また、口に含んで使用する無煙タバコでは、タバコ葉が口腔内の粘膜や歯茎に直接触れるため、長期的な使用による影響にも注意が必要です。
そのため、無煙タバコは煙が出ないからといって安全とはいえず、使用による健康へのリスクを考慮する必要があります。
心血管系への影響
ニコチンには血管を収縮させる作用があり、血圧や心拍数を一時的に上昇させることがあります。
また、ニコチンは交感神経を刺激する作用もあるため、心拍数が増加したり、心臓への負担が増えたりする可能性があります。
こうした作用はニコチンを摂取した際に生じるもので、無煙タバコであってもニコチンを含む製品では注意が必要です。
無煙タバコは煙を発生させないものの、ニコチンを含む製品では心血管系への影響が生じる可能性があります。
受動喫煙のリスクは比較的低い
煙が出ない無煙タバコは、紙巻きタバコのように燃焼による煙を周囲に発生させないため、周囲の人がタバコの煙を吸い込む受動喫煙は起こりにくいとされています。
また、煙や灰が発生しないことから、紙巻きタバコと比べて周囲への煙による影響を抑えやすい点が特徴です。
一方で、煙が出ないからといって使用者自身への健康への影響がなくなるわけではなく、ニコチンや製品に含まれる成分による健康上のリスクには注意が必要です。
無煙タバコであってもニコチン依存や口腔内・鼻腔への影響などが生じる可能性があるため、紙巻きタバコより安全だと一概に考えることはできません。
コンビニで買えるオーラルタバコの種類・値段
嗅ぎタバコや噛みタバコはコンビニでは購入できない一方、無煙タバコの一種であるオーラルタバコには、コンビニで購入できる製品があります。
オーラルタバコとは、製品を口に含み、口腔内の粘膜からニコチンなどの成分を吸収するタイプの無煙タバコです。
紙巻きタバコのように火を使ったり煙を発生させたりせず、製品を口に含んで使用するのが特徴です。
ベロ
ベロは、複数のフレーバーがラインアップされており、刺激の強さも選べるため、好みに合わせて爽快感や甘みを楽しみやすいオーラルタバコです。
主な15個入りの商品は360円(税込)で販売されており、ファミリーマート、ローソン、セブンイレブンなど主要なコンビニの一部店舗で取り扱われています。
煙や灰が発生せず、ミント系のフレーバーでは口元にじんわりと清涼感が広がるため、タバコを吸わずにリフレッシュしたい場面でも使いやすい製品です。
ノルディックスピリット
ノルディック スピリットは、JTが展開する口に含んで使用するリフレッシュパウチで、14個入り500円(税込)で販売されています。
全国のセブンイレブン、ローソン、NewDaysで取り扱われているオーラルタバコです。
甘さや酸味のあるフレーバーをじんわり楽しめるのが特徴で、煙や灰を出さずに口元で香りや味わいを楽しめます。
嗅ぎタバコと噛みタバコの違い・使い方・危険性|まとめ
嗅ぎタバコと噛みタバコには、使用する部位や方法、形状などに明確な違いがあります。
いずれもニコチンや有害物質を含む製品があり、紙巻きタバコと同様に健康へのリスクがあるため、煙が出ないからといって安全とはいえません。
使用する際は、それぞれの特徴や健康へのリスクを確認したうえで、製品に記載された正しい方法で使用することが大切です。






