プルームオーラは、JT(日本たばこ産業)が2025年に発表した加熱式タバコデバイスで、軽量でスリムな設計に加え、4つの加熱モードを搭載し、吸いごたえや喫煙時間を選べる点が特長です。
一方、プルームオーラを初めて使用する場合、加熱モードの切替手順や本体ボタンの役割・操作方法が分かりにくく、不安に感じる方も少なくないのではないでしょうか。
本記事では、プルームオーラの使い方を初めての方向けに整理し、加熱モードの切替方法や注意点まで解説するため、購入前後の操作確認に活用できます。
目次
初めてでも使い方かんたん!プルームオーラとは?
Ploom AURA(プルームオーラ)はJTが2025年に発表した加熱式タバコで、軽量かつスリムな本体設計により、持ち運びやすさと操作性を両立したデバイスです。
スライドカバーを開けてスティックを挿すだけで加熱が始まる自動加熱方式を採用し、本体のボタン操作や複雑な設定を行わずに喫煙できます。
キャメル・メビウス・エボの専用スティックに対応し、4つの加熱モードを切り替えることで、吸いごたえや喫煙時間を好みや利用シーンに合わせて選択できるのが特長です。
【基本操作】初めてでも迷わないプルームオーラの使い方
プルームオーラはボタン操作が少ない加熱式タバコとして設計されており、基本的な流れを把握すれば初めてでも扱いやすいデバイスです。
使用前の準備から喫煙開始までの手順を理解しておくことで、加熱が始まらないなどのトラブルを避けやすくなります。
ここでは、購入後に戸惑いやすいポイントを補足しながら、基本的な使い方を整理します。
①まず充電する
プルームオーラは、購入後すぐに使用できる仕様ではなく、初回は必ず充電が必要な加熱式タバコデバイスです。
初めて充電した場合、使用可能な状態になるとラインLEDが10回点滅し、本体が振動して準備完了を知らせます。
そのまま充電を続け、ラインLEDが2回点滅して消灯すれば満充電の合図となり、充電中は使用できません。
②スティックをまっすぐ奥まで挿す
スティックは、スライドカバーを開けた状態で本体の奥までまっすぐ挿すことで自動加熱が反応します。
スティックが途中で止まった状態や斜めに挿入すると、デバイス側で正しく検知されず加熱が始まらない場合があります。
挿入時はスティックのカラーラインが隠れない程度を目安にし、力を入れすぎないことがポイントです。
③2回振動したら喫煙開始
スティックが正しく挿入されると自動で加熱が始まり、加熱中はラインLEDの点滅で進行状況を確認できます。
加熱が完了すると、本体が2回短く振動し、ラインLEDが点灯し、喫煙準備完了です。
2回振動とラインLEDの状態を確認せずに吸い始めた場合、加熱が完了していない状態で喫煙してしまうことがあります。
④吸い終わったらスティックを抜く
喫煙が終わったあとは、スティックを強く引き抜かず、軽く持ってまっすぐ取り外します。
高温の状態で無理に抜くと、スティックが折れたり内部に詰まったりする原因になるため、本体の温度が下がってから取り外します。
スティックを外したあとはスライドカバーを閉じ、本体の熱が落ち着いた状態を確認してください。
月に1度もしくは味が気になったら掃除する
プルームオーラは頻繁な掃除は不要ですが、味や匂いに変化を感じる場合、内部に汚れが蓄積している可能性があります。
喫煙時の風味に違和感を覚えたり、月に1回が掃除のタイミングです。
お手入れを行う際は硬い器具を使わず、柔らかい布で内部をやさしく拭き取るように掃除してください。
【スマートフォンから】プルームオーラの加熱モード切り替え方
プルームオーラの加熱モードは、デバイス本体のボタン操作では変更できず、スマートフォンから設定する仕組みです。
初めて加熱モードを設定する場合でも、あらかじめ手順を把握しておけば複雑な操作は必要ありません。
ここでは、プルームオーラの使い方の中でも迷いやすい加熱モードの切り替え手順を、注意点を交えながら解説します。
デバイスとスマートフォンをBluetooth接続する
プルームオーラの加熱モードを変更するには、デバイス本体とスマートフォンをBluetoothで接続する必要があります。
本体に搭載されているボタンは加熱開始や停止など喫煙時の操作に使用されるもので、加熱モードの切り替えには対応していません。
初回にスマートフォンとデバイスのペアリング設定を完了させることで、次回以降、同じ手順でスムーズに加熱モードの変更が可能です。
赤枠の「加熱モード」をタップ
Bluetooth接続が完了したら、パソコンからコネクトブラウザ、またはスマホからマイプルームアプリを開いて設定画面を表示します。
画面内に表示される赤枠の「加熱モード」をタップすると、現在設定されているモードを確認できます。
お好みの加熱モードを選択し、設定が完了したあとは、Bluetooth接続が切れても喫煙自体に影響はありません。
好みの加熱モードを選んで設定
プルームオーラの加熱モードは、吸いごたえの強さや喫煙時間の違いを基準に、4つのモードから選択可能です。
特に設定を変更しない場合は、出荷時の状態としてスタンダードモードが適用されています。
プルームオーラを初めて使用する場合は、慣れてきてから、吸いごたえや喫煙時間に合わせて加熱モードを選ぶと違いを把握しやすくなります。
「切り替える」をタップして設定完了
選択した加熱モードをプルームオーラで反映するには、設定画面上の「切り替える」ボタンをタップして設定を完了させます。
切り替え完了の案内が表示されるまでは、デバイス本体のボタン操作やスティックの挿入は行わないよう注意してください。
エコ・ロング・ストロングモードでは、設定完了時に振動と青色点滅が発生し、スタンダードモードでは振動が発生しない仕様になっています。
プルームオーラの4つの加熱モードを解説
プルームオーラには、吸いごたえや喫煙時間の違いに対応した4つの加熱モードが搭載されています。
加熱モードはデバイス本体のボタンでは変更できず、スマートフォンから設定可能です。
ここでは、初めてでも違いを理解しやすいよう、各加熱モードの仕様と特徴を解説します。
Standard(スタンダード)モード
スタンダードモードは、プルームオーラのデフォルト設定として採用されている基本の加熱モードです。
フル充電時の使用目安は約20本・喫煙時間は約5分で、吸いごたえと喫煙時間のバランスが取れています。
紙巻きタバコから乗り換えた場合でも違和感が出にくいモードで、初めての方でも安心して吸える加熱モードです。
Strong(ストロング)ドモード
ストロングモードは、4つの加熱モードの中で最も吸いごたえが強い設定です。
フル充電時の使用目安は約25本・喫煙時間は約3分で、吸い始めからしっかりとした満足感を得やすい点が特徴です。
その一方で消費電力は多くなるため、吸いごたえを重視したい場面で加熱モードを使い分けるとバッテリー持ちを抑えられます。
Long(ロング)モード
ロングモードは、1回あたりの喫煙時間を長く取りたい場合に適した加熱モードです。
フル充電時の使用目安は約19本・喫煙時間は約6分で、ゆったりとしたペースで吸える仕様になっています。
休憩時間などで落ち着いて喫煙したい場合に向いており、長く吸っても飽きない味わいを楽しめます。
Eco(エコ)モード
エコモードは、4つの加熱モードの中でフル充電時の使用可能本数が最も多い設定です。
使用目安は約27本・喫煙時間約3分で、外出先などで充電回数を減らしたい場面に適しています。
吸いごたえはスタンダードモードより控えめですが、短時間で区切って吸いたい人や電池持ちを重視した使い方に向いています。
プルームオーラの使い方注意点
プルームオーラは操作がシンプルな加熱式タバコですが、仕様を把握せずに使用すると加熱が始まらないなどのトラブルにつながる場合があります。
特に初めて使用する場合は、充電状態や自動加熱の仕組み、対応スティックといった基本仕様を理解していないことで、故障と誤認してしまうケースも少なくありません。
ここでは、プルームオーラの使い方で押さえておきたい注意点を、理由と対処方法を交えて整理しましたので参考にしてください。
初回利用時は充電しないと使えない
プルームオーラは、内部バッテリーの保護と安定動作を目的とした設計のため、初回利用時は必ず充電が必要です。
充電が完了していない状態では加熱処理が開始されず、加熱エラーが発生したように見える場合があります。
購入後はUSBケーブルを接続して充電を行い、ラインLEDの点滅表示で使用可能な状態になったことを確認してから使用開始してください。
デフォルトは自動加熱設定がオンになっている
プルームオーラは、たばこスティックを挿入すると自動で加熱が始まる自動加熱設定が初期状態で有効になっています。
この仕様により、加熱開始時にボタン操作を行う必要がなく、スティックの挿入のみで喫煙準備が進みます。
加熱が始まらない場合は故障ではなく、スティックの挿入条件や検知タイミングが影響していることが考えられますので以下を参考にしてください。
自動加熱が始まらない場合
プルームオーラは自動加熱が基本設定ですが、条件によってはスティックを検知できないことがあります。
スティックを挿し込んだ状態で本体のボタンを1秒以上長押しすると、手動操作で加熱を開始可能です。
また、スライドカバーを開けたまま一定時間が経過すると検知されないことがあるため、一度カバーを閉じてからスティックを再挿入してみてください。
プルーム専用スティックを使う
プルームオーラは、プルーム専用規格で設計されたタバコスティックを使用する前提の加熱式タバコデバイスです。
対応しているのはEVO(エボ)・メビウス・キャメルの専用スティックです、サイズや構造がプルームオーラに適合しています。
他製品のスティックは物理的に挿入口に合わず、無理に使用すると詰まりや内部故障の原因になるため使用しないでください。
プルームオーラの使い方や、加熱モードの切替方法|まとめ
本記事では、プルームオーラの使い方を初めての方でも理解できるよう、充電から喫煙開始までの基本操作、本体ボタンの役割、加熱モードの切替方法までを順を追って解説しました。
あわせて、スマートフォンを使った加熱モード設定の手順や、各モードの特徴、操作時につまずきやすい注意点と対処方法も整理しています。
基本的な使い方を理解することで、加熱エラーや操作ミスを防ぎやすくなりますので、自分の使用シーンに合った設定でプルームオーラを活用してください。





