禁煙に成功して、吸わなくなったタバコの買取りができるサイトを探したり、売れるのかと疑問に感じたことのある方はいますか?
結論から言うと、タバコを買取りできるサイトは「たばこファクトリー」がありましたが現在は閉鎖されており、タバコを買取り可能なサイトはありません。
また、吸わなくなったタバコの転売は違法であり、最悪の場合逮捕される可能性もあります。そこで本記事ではタバコの買取りや転売が違法になる理由を詳しく解説していきます。
目次
【結論】吸わなくなったタバコを転売するのは違法!
喫煙者の方で買い溜めしたタバコが必要なくなったり、違う銘柄のタバコを買ってしまったり捨てるにはもったいないと思ったことがある方がいると思います。
しかし、いかなる理由であってもタバコの転売は違反であり、タバコを買取りできる店舗やサイトは現在ありません。
ここからは、タバコを転売するとなぜ違法になるのか、吸わなくなったタバコの処分はどうするのかなどを解説していきます。
吸わなくなったタバコを転売するのは違法
タバコの販売は、タバコの製造や販売に関して細かく定められた、たばこ事業法というものがあり、たばこ事業法の中には個人での販売が禁止されています。
そして、法人の販売であっても法務大臣の許可を受けなければ販売ができないので、吸わなくなったからと言ってタバコを転売すると法律違反になります。
また、たばこ事業法を違反した場合は30万円以下の罰金が科されるので注意してください。
第四十九条 次の各号の一に該当する者は、三十万円以下の罰金に処する。
一 第二十条の規定に違反して、製造たばこの卸売販売を業として行つた者
二 第二十一条において準用する第十七条の規定による営業の停止の命令に違反した者
三 第二十二条第一項の規定に違反して、製造たばこの小売販売を業として行つた者
四 第二十四条第一項(第二十六条第二項において準用する場合を含む。)の規定による条件に違反した者
五 第二十五条第一項の規定に違反して、営業所を移転して製造たばこの小売販売を行つた者
六 第二十六条第一項の規定に違反して、営業所以外の場所に出張して製造たばこの小売販売を行つた者
七 第三十一条の規定による営業の停止の命令に違反した者
八 第三十六条の規定に違反して、製造たばこの小売販売を行つた者
吸わなくなったタバコの買取りをできるサイトや店舗はない
法人でタバコの販売が許可されているお店はあっても、買取りを行っているお店やサイトはありません。
過去に、タバコの買取りができるたばこファクトリーというサイトがありましたが、現在は閉鎖してしまいました。
また、オークションサイトやフリマアプリでタバコを転売しようとしても、すぐにそのサイトの管理者から消されてしまいアカウント停止などのペナルティがあるので気を付けましょう。
吸わなくなったタバコの転売は違法だが知人間での譲渡はセーフ
吸わなくなったタバコの転売は違法ですが、友人や知人に吸わなくなったタバコをあげるのは問題ありません。
しかし、タバコを渡した相手が未成年であったり、タバコの量によっては警察や税務署が絡む場合があります。
吸わなくなったタバコの譲渡に金銭が絡まない場合でも、正確に確認したい場合は財務局への問い合わせをおすすめします。
タバコの引換券の転売も違法
タバコを購入する時に付いてくることがあるタバコの無料引換券をフリマアプリで転売する方がいますが、無料引換券であっても違法です。
タバコの無料引換券は、20歳以上であるという本人確認ができている人にのみ発行されるようになっており、無料引換券を受け取った本人のみが使えます。
また、無料引換券を発行している会社によりますが、ほとんどのタバコ会社の無料引換券には転売や譲渡が禁止されていると記載されているので注意しましょう。
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過去のタバコの買取りサイト「たばこファクトリー」とは?
吸わなくなったタバコを買取りできるサイトはありませんが、過去にはたばこファクトリーというサイトでタバコの買取りを行っていました。
たばこファクトリーは利用料が一切かからずに、未開封で使用期限が過ぎてなければタバコを買取ってもらえる買取りサイトでしたが、現在はサイトが閉鎖されて利用できません。
では、唯一吸わなくなったタバコの買取りを行っていたたばこファクトリーが閉鎖した理由はどのようなことが考えられるのかを解説していきます。
過去にタバコはたばこファクトリーという買取りサイトで買い取ってもらえた
たばこファクトリーは未開封の状態且つ使用期限内のタバコであれば買取り可能でウェブページからオンライン査定の申請が無料で行えました。
約1週間前後にメールで査定結果が送られてくるので、金額に納得すればそのまま郵送でタバコを送り買い取ってもらう流れです。
しかし、銘柄や使用期限によっては数十円という金額になってしまうこともあり、買取りせずにタバコを処分する方もいました。
現在は「たばこファクトリー」のサイトが閉鎖されている
吸わなくなったタバコを唯一買い取ってくれるたばこファクトリーも現在ではサイト自体が閉鎖されて利用できません。
閉鎖された理由は公表されていませんが、利用料が一切かからず営業していた為利益が出ずに倒産してしまったという理由や、たばこ事業法に触れてしまい摘発されたという理由が考えられます。
いずれにしても、タバコの買取りを行っていたサイトが閉鎖されているので今後、タバコの買取りを行う店舗やサイトが新設される可能性は低いと言えます。
吸わなくなったタバコの買取り可能なお店やサイトが無い理由
吸わなくなったタバコを買取ることで違法になる可能性が高い為、タバコの買取りができないお店やサイトがほとんどです。
その他の理由としてタバコには使用期限がメーカーによって定められており、食べ物の賞味期限とは違い安全を考えた期限の為、取り扱いに十分な注意が必要なことが考えられます。
また、吸わなくなったタバコは長期間放置されていることが多い為、実際に買い取って再度販売できるタバコは少なく利益にならないと言えるでしょう。
「たばこファクトリー」以外でタバコを売れるお店はあるのか
タバコ買取りサイト「たばこファクトリー」や他に買取りが可能なお店やサイトも無いことを解説してきましたが、フリマアプリやオークションサイトならば吸わなくなったタバコは売れるのでは?と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、各サイトやアプリでは細かく利用規約が定められており、ほとんどのサイトで「タバコの出品は禁止」しています。規約違反をするとアカウント停止や最悪の場合逮捕される可能性もあります。
ここからは、細かく店舗やサイト別に吸わなくなったタバコは売れるのかを解説していくので是非参考にしてください。
買取り店舗(質屋・リサイクルショップ)ではタバコを売れる?
質屋やリサイクルショップなどの買取り店舗で吸わなくなったタバコを売れるのかについてですが、基本的に、買取り店舗で吸わなっくなったタバコの買取りはできません。
そして、タバコは定価販売が定められており、買取り店独自で安く販売したり、値引きを行ってはいけないので吸わなくなったタバコを買取っても買取り店に利益がありません。
その為、質屋やリサイクルショップへ行っても吸わなくなったタバコを買取ってくれる店舗はないと言えるでしょう。
買取りサイトではタバコを売れる?
買取りサイトで吸わなくなったタバコを売れるのかについてですが、どの買取りサイトでも吸わなくなったタバコの買取りは行っていません。
タバコの買取りを行っていない理由としては、買取り店舗と同じで、吸わなくなったタバコを買取っても利益が出ないことが考えられます。
しかし、吸わなくなったタバコではなく加熱式タバコの本体やライターやジッポなどのタバコ用品の買取りを行っているサイトは多くあるので自宅で、簡単に買取り査定をして欲しい方は利用してみてください。
フリマアプリ(メルカリ・ラクマ・PayPayモール)ではタバコを売れる?
メルカリやラクマなどのフリマアプリで吸わなくなったタバコを売れるのかについてですが、各フリマアプリで利用規約が細かく定められており、タバコや葉巻の販売が禁止されています。
ただ、買取りサイトと同様に電子タバコの本体や加熱式タバコの本体は違反にならないケースとして記載されており販売が可能です。
しかし、メルカリやラクマなどのフリマアプリは自身で商品名や写真を変更できるので稀にタバコが販売されていることがありますが、規約違反で出品者も購入者もアカウント停止等のペナルティがあるので誤って購入しないように注意しましょう。
たばこや以下のたばこに類する商品は出品を禁止します。 事務局が禁止出品物に該当すると合理的な理由に基づき判断した場合は、取引キャンセル・商品削除・利用制限などの措置を取る場合があります。
どのようなものが違反になりますか?
・たばこ、葉巻
・ニコチンが含まれる電子タバコ、リキッド
・ニコチンやタールが含まれるもの全般
・その他、事務局が不適切と判断したもの
違反にならないケース
・iQOSなど電子タバコの本体
・ライター、灰皿などの喫煙グッズ出典:メルカリ
オークションサイト(ヤフオク・モバオク)ではタバコを売れる?
ヤフオクやモバオクなどの、オークションサイトで吸わなくなったタバコが売れるのかについてですが、フリマアプリと同様に細かく利用規約が定められており、タバコの販売は禁止されています。
ヤフオクやモバオクなどのオークションサイトも電子タバコの本体や加熱式タバコの本体、タバコ用品の販売は可能で実際に販売しているユーザーもいます。
しかし、オークションサイトもフリマアプリと同様に、自身で商品名や写真が変更できるので、誤って吸わなくなったタバコを販売したり購入しないように注意しましょう。
出品禁止物
・偽ブランド品や無断複製したCDやDVDなど権利を侵害する商品
・転売する目的で入手したと当社が判断するチケット
・たばこ
・医薬品
上記以外の禁止行為や出品禁止物についてもガイドライン細則に定めています。出典:ヤフオク
加熱式タバコや電子タバコの本体は売れる
吸わなくなったタバコではなく、使わなくなった加熱式タバコや、電子タバコは質屋やフリマアプリで売ることができます。
吸わなくなったタバコと違い、機械本体に有害性は無い為、フリマアプリやオークションサイトの利用規約で出品可能になっていることが多いです。
しかし、加熱式タバコや電子タバコの本体は利用頻度が高く、衛生面や汚れが気になる為、新品や未使用品でないと買取りできないお店も多いので注意しましょう。
加熱式タバコや電子タバコの本体はフリマや買取り店で売れる
加熱式タバコや電子タバコはタバコの部類ではなく、アロマ機器のような電化製品の部類に属されるのでフリマアプリやオークションサイトで転売しても違法になりません。
実際にメルカリではタバコや、葉巻の出品は禁止されていますが、加熱式タバコや電子タバコの本体は違反にならないと記載されています。
フリマサイトやオークションサイトでは中古品でも販売できますが、質屋やリサイクルショップなどの店舗は衛生面を考慮して新品か未使用品のみ買取りが可能な場合が多いので注意してください。
実際に加熱式タバコや電子タバコの本体が販売可能なサイトをご紹介
加熱式タバコや電子タバコの本体が売れるフリマアプリやサイトが数多くあるので一覧でご紹介します。
- メルカリ
- ラクマ
- PayPayモール
- ヤフオク
- モバオク
- ウリドキ
- 買取専門店さすがや
- 買取専門店KAITORIOFF
メルカリやラクマなどのフリマアプリは自分で値段設定や発想ができるので、質屋などの店舗型の買取り店よりも高額での販売ができます。
少しでも高く売りたい方や、自宅で簡単に売りたい方は是非以下サイトを参考にしてみてください。
タバコの転売や買取りに関するQ&Aコーナー
ここまで、吸わなくなったタバコは売れるのか、吸わなくなったタバコは違法なのかを解説してきましたがいかがだったでしょうか。
ここからは、吸わなくなったタバコの転売や買取りに関する疑問をいただいたのでQ&Aでお答えしていきます。
タバコの処分方法や電子タバコのニコチン入りリキッドを購入する際の注意点など、他では知ることのできない疑問にもお答えしているので、是非最後までご覧ください!
タバコを返品することはできるのか?
基本的には、購入した時のレシートがある状態で、タバコが未開封であればタバコを返品できます。
しかし、返品理由に関しては販売店次第なので、銘柄を間違えた等の理由では返品できないこともあります。
また、販売店によっては購入した当日であれば返品可能で翌日以降になれば返品不可になる場合もあるので一度販売店に問い合わせをした方が良いでしょう。
タバコの処分の適切な方法
タバコ自体は燃えるごみとして処分できますが、タバコの吸い殻が缶に入っている場合は不燃ごみとして扱われることがあります。
しかし、タバコは非常に燃えやすく火災事故が起こりやすいのでタバコを捨てる際は可燃不燃に関係なく一度水に濡らしてから捨てるのが一番安全です。
くれぐれも道端にポイ捨てなどはやめて、タバコは火種を消してから灰皿に捨てましょう。
電子タバコのニコチン入りリキッドは購入できるのか
国内ではニコチン入りのリキッドの販売は法律により禁止されていますが、海外で販売されているニコチン入りリキッドを個人で購入(個人輸入)しても違法になりません。
しかし、個人で購入できるニコチン入りリキッドの量は120mlまでで1ヶ月分と定められており、量が多かったり期間が早かったりすると税関に止められて購入できません。
また、ニコチン入りリキッドを使用しても違法にはなりませんが、ニコチン入りリキッドを国内で販売すると違法になり逮捕されるので注意しましょう。
吸わなくなったタバコの転売や買取りに関するまとめ
本記事では吸わなくなったタバコの転売は違法であり、買取り可能なサイトや店舗は無いことや電子タバコの本体や加熱式タバコの本体であれば各買取りサイトやフリマアプリで販売可能なことを解説してきました。
また、過去にタバコの買取りができた「たばこファクトリー」は現在閉鎖されているので、吸わなくなったタバコが売れるサイトが今後できる可能性は低いと言えるでしょう。
禁煙に成功して吸わなくなったタバコがある方は友人や知人に譲り、使わなくなった加熱式タバコの本体やライターなどのタバコ用品がある方は買取りサイトやフリマアプリを利用して販売してみてください。