高い人気を誇る加熱式タバコのIQOS(アイコス)ですが、吸うと喉が痛くなる原因が気になる方も多いでしょう。
結論から言うと、アイコスを吸った時に喉が痛い主な原因は、高温の蒸気やニコチンが喉へ刺激を与え炎症を引き起こすためですが、ゆっくり吸うことを心掛ければ改善する可能性もあります。
本記事では、アイコスによる喉への影響や負担について詳しく解説するとともに、喉が痛くならない吸い方や喉が痛くなった時に対処法もご紹介します。
目次
人によってはアイコスを吸うと喉が痛くなる!アイコスが与える喉への影響をご紹介
IQOS(アイコス)は大手タバコメーカーのフィリップモリスが販売している人気の加熱式タバコですが、吸い方や体質によっては喉のイガイガや異物感を感じるため、吸い方には注意が必要です。
高温でヒートスティックを加熱するアイコスは、吸い込む水蒸気も高温となるため、使い方を間違えるとやけどを引き起こして喉が痛い原因になり得ます。
本項目では、アイコスが与える喉への影響についてご紹介しますので、アイコスを吸うと喉が痛いという方はチェックしてみてください。
喉だけでなく食道が軽いやけど状態になる可能性もある
アイコスを吸った後に喉がイガイガする場合は、高温の水蒸気によって喉だけではなく、食道が軽いやけど状態になっている可能性を疑いましょう。
アイコスのデバイスは、約300℃~約350℃の温度でタバコスティックを加熱して水蒸気を発生させるため、喫煙中は高温の水蒸気を吸い込んでいる状態となります。
特に1本あたりの吸引回数が多い方は、短時間で何度も熱い水蒸気を吸い込むため喉への影響が大きく、喉や食道がやけど状態となることでイガイガや異物感を引き起こしています。
アイコスを吸うと喉が痛い主な原因
前項では、IQOS(アイコス)から発生する高温の水蒸気を吸い込むことでやけど状態になることが、喉が痛い原因であるとご紹介しました。
しかし、アイコスには高温の水蒸気以外にも喉が痛くなる原因が数多く存在するため、喉の痛みに対処する場合は何が原因なのかを正確に突き止めることが重要となります。
本項目では、アイコスを吸うと喉が痛い主な原因を4つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
原因①:ニコチンが喉に刺激を与えている
1つ目にご紹介する、アイコスを吸うと喉が痛い原因は「アイコスに含まれるニコチンが喉に刺激を与えている」ためです。
紙巻きタバコほどではありませんが、アイコスには喉の炎症を引き起こす有害物質のニコチンが含まれているため、人によってはイガイガや違和感を引き起こす原因となります。
特に紙巻きタバコとアイコスを併用している方や、紙巻きタバコからアイコスに乗り換えて吸う本数が増えた方は、ニコチンを過剰に摂取している可能性があるため注意が必要です。
原因②:高温の蒸気が喉に刺激を与えている
2つ目にご紹介する、アイコスを吸うと喉が痛い原因は「高温の蒸気が喉に刺激を与えている」ためです。
前項でもご紹介した通り、アイコスの加熱温度は約300℃~約350℃となっており、高温の水蒸気を一気に吸い込むことで喉や口内に強い刺激を受けることとなり、炎症を引き起こす危険性があります。
アイコスの水蒸気によって頻繁にやけどを負う方は、フィルターを深く咥え過ぎている可能性があるため、今一度自分の吸い方を見直してみましょう。
原因③:アイコスを紙巻きタバコのように吸っている
3つ目にご紹介する、アイコスを吸うと喉が痛い原因は「アイコスを紙巻きタバコのように吸っている」ためです。
アイコスはゆっくりと吸うことで温かい水蒸気を味わうことができ、喉への影響も少ないですが、紙巻きタバコのように強く吸うと冷たい水蒸気が発生することが特徴です。
特に、メンソールフレーバーのアイコスを紙巻きタバコのように吸ってしまうと、メンソールの刺激と冷えた水蒸気が喉への刺激となり、イガイガや異物感の原因となります。
原因④:アイコスを吸う本数が多すぎる
4つ目にご紹介する、アイコスを吸うと喉が痛い原因は「アイコスを吸う本数が多すぎる」ためです。
アイコスは紙巻きタバコに比べてキック感や吸いごたえが物足りないと感じる方も多く、満足感を得るために吸い過ぎてしまうと、乾燥やニコチンによって喉の痛みが引き起こされます。
吸っている本数が多いという自覚がある方は、なるべく吸いごたえのある銘柄に変更して、アイコスを吸う頻度を減らすことを心掛けましょう。
アイコスユーザー必見!喉が痛くならない吸い方
前項では、IQOS(アイコス)を吸うと喉が痛い原因や、アイコスが喉に与える影響をご紹介しました。
アイコスを吸うと喉が痛いという方は、喉が痛くならない吸い方やデバイスの正しいメンテナンスを心掛けることで、改善する可能性があります。
本項目では、アイコスの喉が痛くならない吸い方を2つご紹介しますので、喉のイガイガや異物感に悩まされている方はぜひ試してみてください。
吸い方①:吸い方をゆっくりにしてみる
1つ目にご紹介する、アイコスの喉が痛くならない吸い方は「吸い方をゆっくりにしてみる」ことです。
アイコスをゆっくりと吸うことで喉や食道に届く水蒸気の温度が下がり、やけどによって引き起こされる喉のイガイガや、異物感の予防に繋がります。
また、適度に休憩を挟んで吸うことでニコチンの摂取量が抑えられて喉への負担も軽減されるため、アイコスを吸う度に喉が痛いと感じる方は普段よりゆっくりと喫煙してみてください。
吸い方②:デバイスをこまめに掃除する
2つ目にご紹介する、アイコスの喉が痛くならない吸い方は「デバイスをこまめに掃除する」ことです。
アイコスのヒートスティックを差し込む部分には、タバコ葉のカスや汚れが溜まりやすく、焦げてこびりついた汚れが喉のイガイガや異物感の原因となります。
こまめなメンテナンスが必要なデバイスであるアイコスは、掃除を怠ってしまうと喉のイガイガや異物感のほか、デバイスの故障の原因にもなるため定期的なメンテナンスを心掛けましょう。
喉への影響・負担が大きくなるアイコスの喫煙パターン
前項では、IQOS(アイコス)の喉が痛くならない吸い方について解説してきましたが、反対に喉への影響や負担が大きくなる吸い方も存在します。
本項目は、アイコスを吸っている方なら知っておくべき、喉への影響・負担が大きくなる3つの喫煙パターンをご紹介します。
アイコスを愛用している方は本項目でご紹介する喫煙パターンを避けて、前項でご紹介した喉が痛くならない吸い方を心掛けましょう。
パターン①:毎日喫煙する習慣がある
1つ目にご紹介する、喉への影響・負担が大きくなるアイコスの喫煙パターンは「毎日喫煙する習慣がある」ことです。
アイコスの喫煙が毎日の習慣になっている方は、日常的にニコチンを摂取している状況であるため、常に喉へ負担をかけ続けていることになります。
また、喫煙本数が多ければ多い方ほど肺や喉へかかる負担は大きくなるため、ヘビースモーカーの方は吸う本数を減らす努力をしたり、タール・ニコチンが入っていない電子タバコへの乗り換えをおすすめします。
パターン②:アイコスを吸いながら飲酒もしている
2つ目にご紹介する、喉への影響や負担が大きくなるアイコスの喫煙パターンは「アイコスを吸いながら飲酒もしている」ことです。
アイコスを吸いながらお酒を飲んでいる方は、アルコールの作用で体内の水分が失われて喉が乾燥するため、ニコチンや高温の水蒸気によってダメージを受けやすい状態となっています。
また、お酒が入ることによって喫煙量が増えると、一度に大量のニコチンを摂取することになるため、喉への影響や負担が大きくなると考えられます。
パターン③:アイコスのデバイスを手入れしていない
3つ目にご紹介する、喉への影響や負担が大きくなるアイコスの喫煙パターンは「アイコスのデバイスを手入れしていない」ことです。
喉が痛くならない吸い方の項目でもご紹介した通り、アイコスのデバイスは手入れをしないと焦げや汚れが付着するため、そのまま吸い続けることで喉へ負担がかかってしまいます。
また、アイコスの手入れを怠ると温度を制御するセンサーが効かなくなることもあり、高温の水蒸気が発生するほか、フィルターが溶けることで発生する有害な物質を吸い込むこととなります。
アイコスによる喉の異物感を和らげる方法
たとえIQOS(アイコス)を喉が痛くならない吸い方を心掛けて吸っていたとしても、その日の体調などによっては喉にイガイガや異物感を感じる場合があります。
そこで本項目では、アイコスを吸って喉のイガイガを感じた時に、異物感を和らげる方法を4つご紹介します。
人によって効果のある方法は異なるため、本項でご紹介する中から自分に合った方法を見つけてみてください。
方法①:十分な水分補給をする
1つ目にご紹介する、アイコスによる喉のイガイガや異物感を和らげる方法は「十分な水分補給をする」ことです。
十分に水分を摂取することで喉が潤い、異物感が解消される場合があるほか、血中のニコチンや有害物質の濃度を薄める効果が期待できます。
水分補給をする際には、利尿作用があるアルコールやカフェインが含まれている飲み物は避けて、ソフトドリンクや水を飲むようにしましょう。
方法②:軽いストレッチを行う
2つ目にご紹介する、アイコスによる喉のイガイガや異物感を和らげる方法は「軽いストレッチを行う」ことです。
アイコスを吸い続けていると、ニコチンの作用により血管が収縮して血の流れが悪くなるため、一度生じた粘膜の炎症が治りにくい状態となってしまいます。
ストレッチには筋肉をほぐして血流を良くする作用があるため、喉の粘膜の状態を正常に戻す効果が期待できます。
また軽いストレッチを行い、ストレスを和らげることでアイコスの吸い過ぎの防止にもなるため、積極的に取り入れてみましょう。
方法③:ゆっくりと深呼吸をする
3つ目にご紹介する、アイコスによる喉のイガイガや異物感を和らげる方法は「ゆっくりと深呼吸をする」ことです。
アイコスを吸っている時は無意識に呼吸が浅くなりがちで、乾燥に加えてニコチンの作用で酸欠状態となるため、喉の異物感や違和感が酷くなることがあります。
ゆっくりと深呼吸をして、酸素を取り込むことで酸欠状態が解消するとともに、気分がリフレッシュして喉の異物感が気にならなくなる場合があるため、ぜひ試してみてください。
方法④:のど飴を舐める習慣をつくる
4つ目にご紹介する、アイコスによる喉のイガイガや異物感を和らげる方法は「のど飴を舐める習慣をつける」ことです。
のど飴には舐めることで喉の潤いを保つ効果があるため、常に舐める習慣をつけておくことで、アイコスによる喉の乾燥を防いでくれます。
咳やたんに効果がある商品や、喉の炎症を抑える成分が入った商品など、様々なのど飴が販売されているため症状に応じたものを購入してみてください。
アイコスは喉をイガイガさせる?喉への影響・負担と喉が痛くならない吸い方の解説まとめ
本記事では、IQOS(アイコス)を吸うと喉が痛い原因や喉への影響に加えて、喉が痛くならない吸い方をご紹介しましたが、いががだったでしょうか。
アイコスによって喉が痛い原因は、喉の炎症ややけどのほかニコチンによる刺激など様々で、喉の痛みを放置してそのまま吸い続けると大きな病気に発展するリスクもあります。
もし、アイコスを吸って喉に痛みや異物感を感じたら、本記事でご紹介した喉が痛くならない吸い方や、異物感を和らげる方法を試してみてください。