2024年3月13日より先行発売された新型IQOS ILUMA i(アイコスイルマアイ)と旧型アイコスイルマの違いはなにか、新型に乗り換えた方がいいのか決めかねている方もいると思います。
結論から言うと、新型と旧型の大きな違いは「4つの新機能があるかないか」です。吸いごたえや本体の値段は旧型アイコスイルマと変わりません。
本記事ではアイコスイルマアイとアイコスイルマの10個の違いを比較しつつ共通点もご紹介!新型と旧型どっちがいいか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
【比較】新型アイコスイルマアイと旧型アイコスイルマの10個の違いを解説
さっそく、新型IQOS ILUMA i(アイコスイルマアイ)と旧型IQOS ILUMA(アイコスイルマ)の違いを比較していきましょう!
冒頭でもお伝えしましたが、新型アイコスイルマアイと旧型アイコスイルマの大きい違いは「4つの新機能があるかないか」です。
【新型】IQOSイルマi | 【旧型】IQOSイルマ | |
---|---|---|
搭載機能 | ・タッチスクリーン ・ポーズモード ・フレックスパフ ・フレックスバッテリー ・オートスタート ・リフトアップ ・ダブルタップ |
・オートスタート ・リフトアップ ・ダブルタップ |
連続喫煙回数 | 最大3回 | 2回 |
保証対象が異なる 機能 |
保証範囲内 ・オートスタート ・ダブルタップ |
保証範囲外 ・オートスタート ・ダブルタップ |
デバイスカラー | ・ブリーズブルー ・ビビッドテラコッタ ・デジタルバイオレット ・ミッドナイトブラック |
・ペブルグレー ・サンセットレッド ・ペブルベージュ ・アズールブルー ・モスグリーン |
ドアカバー 素材 |
マット素材 | アルミナム素材 |
重さ | チャージャー:115g ホルダー:31g |
チャージャー:116.5g ホルダー:30.5g |
同梱物 | ・チャージャー ・ホルダー ・充電ケーブル |
・チャージャー ・ホルダー ・充電ケーブル ・パワーアダプター |
本項では早見表でまとめた違いを一つひとつ徹底比較していきます。アイコスイルマアイから搭載された新機能や旧型との商品概要がどう変更されたのか気になっている方はぜひ参考にしてください。
ホルダーは「タッチスクリーン」搭載でボタンレス
新型アイコスイルマアイと旧型アイコスイルマの違い1個目は「タッチスクリーン」機能が搭載されているかです。
アイコスイルマアイのホルダーからLEDランプとボタンが廃止され、加熱・喫煙ステータスが全てタッチスクリーンで直感的に確認できるようになりました。
- 加熱開始・完了
- 残りの喫煙時間
- 残りの連続喫煙回数
また、後述する「ポーズモード」もタッチスクリーンを使って操作が必要になります。
喫煙中でも「ポーズモード」で一時停止ができる
新型アイコスイルマアイと旧型アイコスイルマの違い2個目は「ポーズモード」機能が搭載されているかです。
アイコスイルマアイから新機能として登場したポーズモードは最大8分間喫煙を一時停止でき、その後タバコスティックを無駄にすることなく喫煙を再開できます。
- 急に荷物が届いたとき
- 電話がかかってきたとき
ポーズモードの使い方は「タッチスクリーンを下にスワイプで一時停止」「タッチスクリーンを上にスワイプで再開」と操作方法も簡単です。
新機能「ポーズモード」の注意点
パフォーマンスモード設定中のみで、最初の3分間または8口(パフ)に達する前に一時停止が可能。
一時停止した場合、一時停止をしたスティックを含めて2本まで連続使用可。
ポーズモードは1回のみ使用可能。出典:IQOS公式サイト
最大18パフまで喫煙できる「フレックスパフ」搭載
新型アイコスイルマアイと旧型アイコスイルマの違い3個目は「フレックスパフ」機能が搭載されているかです。
フレックスパフ機能は使い方によって通常1本で14回のパフ数をプラス4回追加(計18回)できる機能で、旧型アイコスイルマよりも最長6分間の喫煙を長く楽しめます。
ただ、システムにより制御されているので、自分でパフ数の追加を選択できるわけではありません。
新機能「フレックスパフ」の注意点
フレックスパフ機能の作動は個人の使用パターンによって異なり、毎使用時に作動するとは限りません。
ポーズモードを使用した場合はフレックスパフは作動いたしません。
作動した場合、使用開始から6分間以内であれば初期設定の14口(パフ)に加えて、さらに4口(パフ)まで使用できます。出典:IQOS公式サイト
ホルダーの寿命が最長1年間延長できる「フレックスバッテリー」搭載
新型アイコスイルマアイと旧型アイコスイルマの違い4個目は「フレックスバッテリー」機能が搭載されているかです。
フレックスバッテリー機能は「パフォーマンスモード」「エコモード」の2つからバッテリーのモードを選ぶことができ、エコモードに設定するとホルダーの寿命を最長1年間延長(※)できます。
初期設定ではパフォーマンスモードが設定されているので、エコモードを利用したい時はIQOSアプリから変更が可能です。
(※)個人の使い方によりますが、初回起動時からエコモードを使用続けた場合
新機能フレックスバッテリー「エコモード」の注意点
1スティックのみ使用できるように設定され、最大6分間使用可能。
ポーズモードは使用できません。出典:IQOS公式サイト
連続喫煙回数は最大3回まで可能
新型アイコスイルマアイと旧型アイコスイルマの違い5個目は「連続喫煙回数が最大3回まで可能」になったことです。
旧型アイコスイルマを含め従来のアイコスでは連続2回までの喫煙しかできませんでしたが、新型アイコスイルマアイからは最大3回まで連続喫煙が可能になりました。
しかし、連続喫煙回数を最大3回にするにはバッテリーモードをパフォーマンスモードに設定しているほか、ポーズモードの使用なしが条件となっています。
バッテリーの設定とポーズモードを使用した場合の連続喫煙回数
パフォーマンスモード | ポーズモード使用なし →最大3回の連続喫煙が可能 ポーズモード使用あり →2回までの連続喫煙が可能 |
---|---|
エコモード | 1回の喫煙が可能(連続喫煙不可) ※ポーズモード使用不可 |
ホルダー機能の保証対象が異なる
新型アイコスイルマアイと旧型アイコスイルマの違い6個目は「ホルダー機能の保証対象が異なる」ことです。
例えば、ボタンが廃止されたアイコスイルマアイではオートスタート機能に不具合がでた場合、手動で加熱することができません。
よって、旧型アイコスイルマでは保証対象外だったオートスタート機能が、新型のホルダーからは保証対象内となっています。
他に「ダブルタップ」機能も新型アイコスイルマアイか旧型アイコスイルマかの違いで、保証範囲内か対象外か変わります。
新型・旧型かで保証対象が異なる機能
【オートスタート】
この機能はIQOS イルマ i プライム / IQOS イルマ i / IQOS イルマ i ワン / IQOS イルマ プライム / IQOS イルマに搭載されています。
※IQOS イルマ プライム / IQOS イルマの「オートスタート」機能が失われても、製品自体の性能には影響を及ぼしませんので、引き続き同製品をご使用ください(保証対象外)
【ダブルタップ】
この機能はIQOS イルマ i プライム / IQOS イルマ i / IQOS イルマ プライム / IQOS イルマに搭載されています。
※IQOS イルマ プライム / IQOS イルマのダブルタップ機能の不具合は製品自体の機能には影響を及ぼしません(保証 / 交換サービス対象外)。出典:IQOSの保証について
デバイスカラーは一新された4色展開
新型アイコスイルマアイと旧型アイコスイルマの違い7個目は「デバイスカラーの特徴と展開数が異なる」ことです。
旧型アイコスイルマでは全体的に深みのある全5色のデバイスカラーが特徴的でしたが、新型アイコスイルマアイではトレンドカラーである「くすみカラー」を取り入れた全4色展開です。
また、従来のアイコスでは「ブラック・ホワイト・レッド・ブルー」ととっつきやすい色が多かったなか、アイコスイルマアイでは定番カラーとしては珍しい「パープル」や「オレンジ」が採用されています。
本体(チャージャー)のドアカバーはマット素材に変更
新型アイコスイルマアイと旧型アイコスイルマの違い8個目は「本体のドアカバー素材が異なる」ことです。
旧型アイコスイルマでは光沢のあるアルミナム素材のドアカバーが印象的だったのに対し、新型アイコスイルマアイではマット素材のドアカバーが採用されています。
また、素材の変更に伴いアイコスイルマアイのドアカバーはパターン模様が施されているので、高級感あふれるデザインというより馴染み深く手に取りやすい印象です。
本体(チャージャー)とホルダーの重さ
新型アイコスイルマアイと旧型アイコスイルマの違い9個目は「本体(チャージャー)とホルダーの重さが多少異なる」ことです。
体感的に感じるほどの違いはありませんが、本体(チャージャー)とホルダーで新型と旧型どちらも±1.5gの違いがあります。
【新型】IQOSイルマi | 【旧型】IQOSイルマ | |
---|---|---|
重さ | チャージャー:115g ホルダー:31g |
チャージャー:116.5g ホルダー:30.5g |
合計 | 146g | 147g |
しかし、本体にホルダーを収納した重さの違いは1g程度です。旧型から乗り換える際に「重くなるのは嫌だ」と悩んでいる方はとくに気に留めるほどでもないでしょう。
パワーアダプターの付属がなくなった
新型アイコスイルマアイと旧型アイコスイルマの違い10個目は「同梱物にパワーアダプターの付属があるかないか」です。
しかし、アダプターがないだけで充電端子は同じType-Cのままです。旧型アイコスイルマを使っていた方はそのまま同じ充電器を使えば問題ないでしょう。
仮にパワーアダプターを持っていなかったとしてもIQOSオンライストアやIQOSストアなどで販売されています。
なお、他社製品のパワーアダプターでも充電は可能ですが、安全認証マークがついていないアダプターで充電し、アイコスが故障した場合が保証適用外となるので注意してください。
他社のアダプターでアイコスを充電する際の注意点
許容電流が最大2アンペアであること
安全認証マークがついていること(パワーアダプターにPSEマークの表示がある、または適用される国内の規制を遵守していること)出典:IQOS公式サイト
【共通点】新型アイコスイルマアイと旧型アイコスイルマの変わっていない点をご紹介
ここまで新型IQOS ILUMA i(アイコスイルマアイ)と旧型IQOS ILUMA(アイコスイルマ)の違いを比較してきましたが、続いては新型と旧型の共通点をご紹介していきます。
共通点 | 【新型】IQOSイルマi 【旧型】IQOSイルマi |
---|---|
本体価格 | 6,980円(税込) |
タバコ スティック |
・テリア ・センティア ・アクシア |
共通機能 | オートスタート |
充電時間 | 約135分 |
充電サイクル | 20本使用ごとに充電が必要 |
形状 | ・チャージャー ・ホルダー |
サイズ | 【チャージャー】 高さ:121.5mm 幅:47mm 奥行:23.4mm 【ホルダー】 高さ:101mm 幅:14.5mm |
新型アイコスイルマアイと旧型アイコスイルマの大きな違いは「4つの新機能があるかないか」となりますが、見た目や形状、本体価格は同じです。
また、専用タバコスティックも同じ銘柄を使用するので、アイコスイルマが新発売された時のようにタバコスティックまで買い替える必要はありません。
本体価格は「6,980円(税込)」と同じ
新型アイコスイルマアイと旧型アイコスイルマは機能面に違いはありますが、販売価格は同じ「6,980円(税込)」です。
アイコスイルマアイを含め、アイコスイルマアイプライムとアイコスイルマアイワンも旧型と同じ値段で販売されています。
また、旧型アイコスイルマシリーズは新型発売を機に「在庫限りで販売終了」となりました。
同じ専用タバコスティックを使用
新型アイコスイルマアイと旧型アイコスイルマは引き続き「テリア」「センティア」「アクシア」で喫煙が可能です。
アイコスイルマ発売時はアイコス3シリーズ・アイコス2.4プラスで吸えた「マールボロ」「ヒーツ」が加熱技術の違いから対応しておらず、デバイスを乗り換える=タバコスティックも買い替える必要がありました。
しかし、新型と旧型どちらも同じ加熱技術を搭載しているので、新しいデバイスが出たからといってタバコスティックまで買い替える必要はありません。
自動加熱「オートスタート」を搭載
新型アイコスイルマアイでも旧型アイコスイルマと同じ自動加熱「オートスタート」機能を継承しています。
名前の通り、タバコスティックをホルダーに差し込むと自動で加熱される機能ですが、保証の対象かどうかは先述したように旧型と新型で異なります。
なお、旧型ではオートスタート機能が作動しなかった場合、ボタンの長押しで手動加熱が可能でしたが、新型アイコスイルマアイでは「タバコを挿入後にタッチスクリーンを上にスワイプ」することで加熱できます。
同じ充電時間と充電サイクル
新型アイコスイルマアイと旧型アイコスイルマでは充電時間と充電サイクルも同じ「20本使用ごとに本体の充電が約135分(2時間15分)必要」です。
新型アイコスイルマアイでは新機能が4つ追加されましたが、充電に必要な時間やサイクルに変わりはなく、むしろ搭載された機能を考えると同じ時間で充電が終わるのは使い勝手が良いと言えるでしょう。
本体(チャージャー)とホルダーの形状・サイズ
新型アイコスイルマアイと旧型アイコスイルマは形状も変わることがなく、アイコスの定番といえる「チャージャーとホルダーがセット」になったデバイスです。
また、サイズも同じままなので新型と旧型は互換性があります。新型のホルダーを旧型のチャージャーで充電することができます(逆も然り)。
さらにアクセサリーの「リング」「ドアカバー」もモデル関係なく装着することが可能です。
専用アクセサリーは販売されていますが、あえて旧型と新型のアクセサリーを付け替えて組み合わせの幅を広げても面白いでしょう。
新型アイコスイルマアイと旧型アイコスイルマはどっちがいい?
新型IQOS ILUMA i(アイコスイルマアイ)と旧型IQOS ILUMA(アイコスイルマ)の違いと共通点を解説してきましたが、結局「どっちがいいのだろう?」と悩んでいる方もいると思います。
結論から言うと、新機能に興味がある方は「新型アイコスイルマアイ」、アイコスでタバコが吸えればいいという方は「旧型アイコスイルマ」を使い続けるのがいいでしょう。
【新機能に興味がある方】新型アイコスイルマアイがおすすめ
「タッチスクリーン」「ポーズモード」「フレックスパフ」「フレックスバッテリー」といった新機能が自分に合っている!と思う方は、新型アイコスイルマアイがおすすめです。
新型アイコスイルマアイを買うにあたり、筆者は「ポーズモード」が魅力に感じました。普段から喫煙中に少し席を立つ場面が多く、新型に変えてからは一時停止機能が役に立っています。
旧型アイコスイルマはまだ使える状態でしたが、新機能のどれか一つでも「いいな」と思ったのであれば買い替えてみてはいかがでしょうか。
【タバコが吸えればいい方】旧型アイコスイルマを使い続けた方がいい
新型アイコスイルマアイの新機能にあまり魅力を感じない方は、そのまま旧型アイコスイルマを使い続けた方がいいでしょう。
というのも、新型と旧型は同じ本体価格で販売されていますが、まだ使えるにもかかわらず新型に買い替えるのは非常にもったいないです。
また、新型と旧型の吸いごたえに違いはなく、同じ喫味を楽しめます。まだ旧型アイコスイルマを買って日が浅い方やアイコス自体をサブ機として使用しているのであれば、無理に買い替える必要はありません。
【徹底比較】新型アイコスイルマアイと旧型アイコスイルマの違いや共通点を解説まとめ
本記事では新型IQOS ILUMA i(アイコスイルマアイ)と旧型IQOS ILUMA(アイコスイルマ)の10個の違いと共通点をご紹介しました。
アイコスイルマアイとアイコスイルマどっちがいいのか悩んでいる方は、新機能が自分に合っているかどうかで判断すればいいでしょう。
なお、アイコスイルマは在庫がなくなり次第、販売終了です。値段も変わらないので、今からアイコス自体を買うのであれば、新型アイコスイルマアイがおすすめです。